幹細胞を用いた再生医療

自己脂肪由来幹細胞を用いた不定愁訴の治療

治療・研究の区分 治療
再生医療の区分 再生医療第2種
計画番号 PB7170013

【判断理由】
本再生医療等は不定愁訴の症状の改善を目的として、再生医療等を受ける患者様から採取した脂肪から製造した脂肪由来幹細胞を培養し静脈投与するものです。
<再生医療等の対象疾患等>
・加齢による不定愁訴

※不定愁訴とは!

よく眠れない!疲労感が取れない!イライラする!
原因不明の不調に悩んでないですか?!

不定愁訴は、まず「なんとなく体調が悪い」という自覚症状を感じます。また以下のような多岐にわたる症状が出ます。

・倦怠感や動悸、皮膚のかゆみなどの全身症状
・耳鳴り、味覚の異常、などの感覚器の異常
・食欲不振、便秘、下痢
・肩こりや手足のしびれ、冷えなど
・ひん尿、血尿、月経不順
・息切れ、めまい、頭痛、不眠症、肩こり
・冷え性、発汗、息切れ、下痢

また、症状は一定したものでなく、場合によっては1日の中でも症状がめまぐるしく変わる場合もあります。

このような本人の不調に対する訴えは強いですが、検査などによる客観的な異常や病変はみられない状態が
多いため、特定の診断がつかず、カウンセリングなどにより自律神経失調症と診断されることが多いです。
また、うつ病の場合を発症した場合にも、不定愁訴の症状を訴えることがあります。


頭が重い、イライラする


疲労感が取れない


よく眠れない

【選択基準】

・年齢:20歳から80歳

・本治療を受けることを希望した患者様のうち、再生医療等を行う医師の診断により、他の治療法では改善が見込めず、本治療の実施が適当であると判断された者を本治療の対象となっております。

【除外基準】

以下に該当する者患者様は本治療の対象外とさせて頂きます。

・脂肪採取時に使用する麻酔薬または特定細胞加工物の製造工程で使用する物質に対する過敏症、アレルギー症状を起こした経験がある患者様

・感染症を発症している患者様

その他、治療を受ける患者様の健康状態、身体的条件を勘案し、本治療を受ける医師が治療の提供の可否を判断します。

自己由来脂肪幹細胞を自己施設で最初から最後まで培養します。
多くのクリニックのように外部委託ではなく、ヴィヴィアン美容クリニック内に併設(特定細胞加工物製造届)された医療施設です。

Vivianが考える幹細胞を持ちた究極の治療法、
それが静脈からの全身投与です。

静脈点滴の利点

血管は身体の中でほぼ全ての部位に循環しています。幹細胞がその部位を通過する際に損傷部位があれば、そこに取り込まれて(ホーミング)組織修復を促進します。組織の修復の仕方は
a:分化(その部位の細胞になる)
b:パラクライン効果(幹細胞が様々な成長因子を放出し、近隣の損傷部位の修復を助ける)
が考えられていますが未だ完全には解明できていません。また肺などに吸着した幹細胞が成長因子を放出し離れた損傷部位に働きかける
C:エンドクライン効果
も考えられています。
いずれにしても、点滴治療することにより直接投与では到達できない部位に作用させることが期待できます。
実際、医学論文では脳梗塞、肺疾患、多発性硬化症などの自己免疫性疾患、糖尿病、肝硬変、虚血性心疾患などに効果があったという報告があります。これは少なくとも静脈投与により、脳や肺、肝臓、血管など様々な部位に幹細胞が働きかけていることを示しています。我々の臨床結果でも以下のような報告を患者様から得ています。

・よく眠れるようになった。
・イライラしにくくなった。
・作業に集中できる時間が長くなった。
・疲れにくくなった。
・目がよく見えるようになった。
・息が続くようになった。
・肌の張りが良くなった。トーンが明るくなった。
・性機能が増した。
・歯周病がよくなった。